新入社員向け離職防止関連

新入社員の離職防止につながる「会話」と「対話」を増やすアイデア

こんにちは!

社員や組合員の交流や一体感作りを目的とした社内イベントや組合イベント向けに、コロナ禍でもオンラインやリモート環境でお楽しみ頂ける、マジックイベントプログラムをご提案しているイベント会社代表の藤川です。

 

4月に入りました。新入社員の方々は、不安と期待を抱えて新たなスタートですが、新入社員の迎え入れた会社や上司、職場の先輩や同僚の方々にとっても新しい人間関係を築くスタートになります。

お互いに良い人間関係が構築できるとハッピーですが、入社3年以内の新人社員の離職率は約3割といわれており、離職率をいかにして削減するか非常に大きな課題となっています。

 

そこで今回は、新入社員や若手社員の離職防止のアイデアについてご紹介します。

 

新入社員の早期離職による会社へのデメリット

 

まずは、新入社員や若手社員が早期退職することで発生する会社へのデメリットです。

新入社員の早期離職によって下記のようなデメリットが発生しますので、早期退職を防止する施策を施す必要があります。

採用・教育コストの損失

2017年卒マイナビ企業新卒内定状況調査によると、新入社員1名あたりの採用や教育コストは約46万円といわれています。
新入社員が離職すると、その多額の採用や教育の費用が無駄になるなど、大きな採用・教育コストの損失を招きます。

教育のために労力の損失とモチベーションの低下

離職することによって採用・教育コストの損失だけではなく、新入社員に対して上司や先輩が教育に費やした時間や想いが無駄になります。加えて残された人員のモチベーションの低下にもつながります。

企業イメージの悪化と新しい人材確保が困難に

新入社員の早期退職により、企業イメージ悪化やブラック企業と認定される恐れもあります。そのような事態になった場合、求人募集の応募低下につながるなど、新しい人材確保が困難になります。

 

 

新入社員の離職理由のトップ3

 

では、新入社員や若手社員はなぜ、離職するのでしょうか?
ここでは、新入社員や若手社員が離職する理由のトップ3を紹介します。

株式会社ビズヒッツ社が行っていた「新卒1年未満の転職理由に関する意識調査」(調査人数381人)によると、新入社員や若手社員が早期離職する理由のトップ3は次の通りです。

離職理由 1位 「人間関係が悪い」

新入社員に限らず、上司や先輩、同僚との人間関係やコミュニケーションはうまくいかず、離職するケースは少なくないなど非常に大きな離職理由となっています。

特に入社間もない新入社員は、仕事や将来のキャリアに不安を抱えることが多いにも関わらず、周りとの人間関係やコミュニケーションが円滑で無い場合、相談や話ができない状態で孤立してしまい、結果、離職につながってしまいます。

 

離職理由 2位 「長時間労働・休日への不満」

労働環境や労働条件、待遇への不満は早期離職の大きな原因になります。

特に入社間もない新入社員や若手社員の場合、このような状況が続くと労働条件が整っていない会社であると不満を蓄積してゆくことになります。

 

離職理由 3位 「仕事内容が合わない」

いざ入社してみると、入社前に思っていた仕事内容と異なっていたり、実際に業務に携わると、自分の希望していた仕事と異なるなどの入社前の理想と入社後の現実にギャップを感じてモチベーションを落とし、仕事や会社への興味をなくし、離職へつながります。

 

 

新入社員や若手社員は、転職相談を誰にも相談しないで決めるケースも

 

また、同じく株式会社ビズヒッツ社が行っていた「新卒1年未満の転職理由に関する意識調査」で、転職する際の相談相手で一番多かったのが、

1位 「家族・親戚」179件 ですが、その次は、なんと、

2位 「誰にも相談していない」142件!

次いで、

3位 「友人」77件

4位 「同期・同僚」41件

5位 「上司」17件

という結果になっています。

 

離職や転職で悩んだ新入社員や若手社員が気軽に相談できる社内や職場であれば離職する決断に至らなかったケースもあります。

また、新入社員や若手社員とのコミュニケーションが円滑であれば、孤立や疎外感を感じていることに気づいていた可能性も高いので、

気軽に相談のしやすい環境の準備、新入社員や若手社員の日々の変化を感じ取れるコミュニケーション

を行えていることが重要になります。

 

 

ビジネスのコミュニケーションに欠かせない「会話」「対話」「議論」とは?

 

「やっぱり、新入社員にはコミュニケーションが重要だ!
よし!じゃあ、さっそく新入社員や若手社員とコミュニケーションを取ろう!」

と指示する前に。

ビジネスのコミュニケーションに重要なのは、「会話」、「対話」、「議論」の3つといわれています。まずは、それぞれの意味や目的を理解しましょう。

 

「会話」 ~相手との距離を近づけるの役に立つコミュニケーション~

  • 「会話」とは、複数人で話をすること。
  • 深く理解しあったり、意見を戦わせて結論を出すことも不要です。
  • ビジネスシーンでは、情報や気持ちを交換しながら、知識や経験を共有し、関係性を深めたり、言葉を交わすことで相手との距離を近づけるのに役に立ちます。

 

「議論」 ~自分の意見を伝えあい、納得できる結論を導きだすコミュニケーション~

  • 「議論」は、テーマに対して、自分の意見を論理的に伝えあって、意見交換し、合意を目指す話し合い、コミュニケーションです。
  • 自分の意見を述べたり、相手の考えや意見を批評し、テーマに対する互いが納得できる結論を導き出します。

 

「対話」 ~お互いの立場や価値観を理解し、信頼関係を構築するコミュニケーション~

  • 「対話」は、信頼関係を気づくため、お互いの立場や意見の違いを理解し合うための深い話し合いのコミュニケーションです。
  • 価値観や立場を理解、尊重し、耳を傾けて意見を聞いたり、質問することでお互いのズレや、新たな視点などを見つけます。
  • また、テーマや問いに対してに集中し、意味や本質を共に深く掘り下げます。

 

 

新入社員や若手社員の離職防止には「対話」が必要

 

ビジネスのコミュニケーションに重要なのは、「会話」、「対話」、「議論」の3つといわれていますが、それぞれの意味や特性を理解すると、コミュニケーションを行う際にどれでも良いという分けでは無いことが理解できます。

離職という人生の大きな決断を行う際に、悩みや考えを相談してもらえるような信頼関係を構築したり、発言や行動、表情など目に見える部分だけでなく、価値観や考え方、人生観など表面的に見えない部分に気づくには、相手を理解し、意見や考えに耳を傾ける「対話」によるコミュニケーションが欠かせません。

早い段階で悩みや変化に気づくために有効といわれている社内コミュニケーション手法をご紹介します。

 

メンター制度

メンター制度とは、所属長とは別に、年齢の近く、豊富な知識と職業経験を有した先輩社員(メンター)が新入社員や若手社員を業務など幅広いサポートする制度です。

新入社員や若手社員は環境や人に慣れていないことが多く、職場環境うまくなじめなかったり、悩みを抱えてしまうことが少なくありません。

そんなときにメンターである先輩社員は新入社員や若手社員と対話を行い、仕事上の課題や悩みなどに耳を傾けるなど相談に乗り、解決に向けて意思決定し、行動できるよう支援します。

新入社員の社内のつながりや精神的な悩みを解消し、社内の活性化、社員の満足向上、最終的には離職率の低下のためにメンター制度を導入する企業が増えています。

 

1on1ミーティング

「1on1ミーティング」とは、定期的に上司と部下で行う対話の時間です。

上司が部下のために時間を使うことが大切で、テレワークが進む中でも、「1on1ミーティング」に注目があつまっています。

仕事やプライベートなどの不安や問題を抱えていたり、モチベーションが低下している新入社員や若手社員をフォローアップする効果があります。

現在行っている業務の目的やゴールを共有し、一緒に振りかえることで成長を後押しできたり、これから取り組んでゆくべきことについても話を行えますので、新入社員や若手社員のモチベーションアップにもつながります。

 

 

まずは、「対話」を増やすための素地を作る「会話」のコミュニケーション機会づくり

 

「対話」によるコミュニケーション機会を積極的に作り、新入社員や若手社員の離職防止を目指すことはお話してきましたが、スムーズに進まないこともあります。

それは「対話」に必要な相手との距離が近づいていない、「会話」が少ないということです。

「会話」を気軽に行えたり、気持ちよく言葉を交わせるのは、ベースに人間関係が必要で、「対話」や「議論」は、人間関係が生まれた「会話」で成り立ちます。

 

特にコロナ禍の現在では、オンラインやリモートワークがすすみ、気軽に声をかける機会が少なくなり、社内や職場の「会話」によるコミュニケーション機会が作りにくい状況であります。

オンラインやリモート環境でも、まずは日常の「会話」の機会を積極的に増やし、新入社員や若手社員に身近や親近感を感じてもらう機会を増やしましょう!

 

 

 

また、気軽に「会話」を行える関係づくりに、社内イベントや社内レクリエーションが有効です。

弊社ではコロナ禍で行えなくなったフェイスツーフェイスの社内イベントや社内レクリエーションに加えて、オンラインやリモートで手軽に安心して楽しめる「参加体験型のオンラインMagicプラン」をご提案しています。

  • 幅広い年代が楽しめて、気軽に参加できる業務と切り離したイベントテーマ!
  • 自分の手を動かす参加体験型でハマる楽しさ!
  • グループワークで自然な形で社員同士の会話の機会が生まれる!

などの評価をいただいており、コミュニケーション機会づくりにお役にたてる内容です。

 

 

 

初対面でも気軽に自然な形で「会話」の機会を増やせる社内イベント企画や、職場のレクリエーションアイデアをお探しのご担当者様、下記よりお進みいただき、オンラインイベントプランの概要をご覧ください。

 

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